二度目の奇跡

4月の8日・9日と今シーズン初めての白馬エリアへ行ってきました。ちなみに9日はkei君とBCの約束。

金曜日の夜に白馬へ着くと「ポツッ・・・ポツッ・・・・」と雨が降ってきた。「え~っ!雨かよ~」
とりあえず今日は道の駅「白馬」で寝ることにしていたので向かっていると、その雨は段々と雪に変わっていった。「でもこの時期だ、あまり期待しないようにしよう」とビールを飲んで就寝。

翌朝、目覚ましをセットしていたがそれが鳴り出す前に起きた。なぜなら車を叩き付けるような雨が降っていたからだ。
もー完全にヤル気なし!頭にきたから二度寝する。
今日はもうテンション上がらないから温泉入って昼寝して、温泉入ってブラブラして終了。ちなみにこの時白馬の隣の小谷村にいたが、台風並みの暴風雨になっていた。そしてまた昨日と同じ道の駅で寝る。

翌朝、ここで待ち合わせをしていたkei君と合流。そう、今日がメインなのだ。今日の企画はkei君だが、このエリアに詳しい自他共に認める「山オタク」。頼もしいパートナーだ。
今日のコースは栂池から小蓮華山方面へ登り、金山沢を滑るってなコース。そのために車を1台二股発電所前にデポしなければならない。

早速準備をし二股発電所前に向かう。ここでkei君の車をデポし、自分の車で栂池スキー場へ向かう。
栂池スキー場に着きゴンドラへ乗り込む。なんだか周りは山ヤ系スキーヤーばかりだ。普通にゲレンデ滑る人がいないくらい。
ゴンドラを降り、ロープウェイ乗り場へ向かう。するとロープウェイ乗り場前にヘリコプターがホバーリングをしている。
「なになに?」と見ていると、どうやら人を吊り上げているようだ。
「何かあったんかな~?」・・・・この時僕らは遭難事故があったことを知らなかった。

ロープウェイ乗り場で待たされること30分、やっと運転を開始し僕らを乗せて山頂駅へと向かった。
山頂駅でこのエリアのルールみたいな話を10分ほど聞き、いざ出発!

ちなみに今日は2人ともスプリットボード。
最初は平坦なところをサクサクと進む。
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しかしここのロケーションは最高だ。天気はだんだんと回復に向かっている。
振り返ると雲海が広がっていた。

歩きながらkei君に色々な山のことを聞く。
「なんでここは白馬(はくば)村なのに、山は白馬(しろうま)って読むの?」とか
「なんで野口五郎岳っていうの?」とか・・・・・
しかしこの男、全ての質問に答えてくる。
さすが山オタク。一緒にいると勉強になる。

ハイクもだんだんと斜度がキツくなり、バーンが硬くなったところで僕のスプリットの役目は終わった。
ちょっと危ないところもあったが、早々にスノーシューに切り替える。ちなみにkei君はスプリット用のクランポンを装着している為、サクサクと登って行く。

しかし今日は風が強い!高度を上げるにつれて、その風は次第に威力を増していく。ハイク中もその風にあおられ後に転びそうになった。
最初の予定では稜線まで登らずに調子の良さそうなところでドロップすることになっていた。しかし雪質も良く安定していたので一気に稜線まで登ることに変更した。ここで標高が約2500m。夏山でも経験したことが無い標高だ。

今日はスプリットを背負っているから疲れも倍増。でもってこの標高。しんどいったらありゃしない。
それでもゆっくりと高度を上げ、ついに稜線へと登った。ここで標高は2600m。
天気は晴れ、下には雲海、360度の大パノラマ、もう言うことなしの感動にしばし疲れも忘れる。
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本当はここでゆっくりしたいのだが、吹き飛ばされそうな程の風が吹いていたので、早々に滑る準備をする。目の前には超広大なバーンが待っている。
準備をしていると僕らの前にカラースポーツのツアーの人たちがいて、僕らより先にドロップすることになった。ガイドの人も「こんなにいい条件の時は滅多にありませんよ」と言っていた。みんなが先行者の滑りを見てテンションがMAXになっちゃってる。

全員が滑り降り、続いて僕らの出番。
十人近く滑ったが、ノートラックはまだまだ残っている。
まずはkei君からドロップ。雄たけびとともにあっという間に小さくなっていった。軽そうなスプレーも上がっている。

2300mの台地に着いたkei君から無線で連絡
「ハヤシさん、最高に気持ちいいですよ!」
息を切らせ、興奮している様子が分かった(笑)

もーアドレナリンが出まくっちゃって、大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
滑り出すと後から登ってきたスキーヤーが「行け!行け~」と煽ってきた。
雪は軽く、もちろん底つき無し。
あまりにもバーンがデカくてスピード感が麻痺する。ターンの時に感じるプレッシャーで自分のスピードを把握。
あまりにも気持ちよくて声が出ない。

標高差300mをあっという間に滑り、kei君の所へ到着。「はあっ、はあっ、はあっ・・・・・」息が切れる。
「最高だよ!」
kei君とハイタッチ。
振り返ると広大なバーンに自分のトラックが刻まれているのがハッキリと分かった。
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まだまだここで終わりではない。ここから金山沢へと滑り込むのだが、さっきよりも雪質は固めだが楽しそうなバーンが待っている。
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沢に入るとデブリ祭りになっているので、高度を下げないように滑る。普通だったらここら辺になると板が走らなくなるのだが、今日はグングン走っていく。
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あっという間に白馬沢との出合に着く。ここでランチにする。ここから見る白馬岳の壮大な景色も圧巻もの。こんな最高のロケーションでのランチ、贅沢だ。
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ここから先はもう二股に戻るだけ。滑れるところまで滑って帰る。
アスファルトにうっすら積もった雪の上を静かに滑って行く。
しかし日が当たっているところはアスファルト剥き出し。「あ、ヤバイ!」と思って何を勘違いしたか、飛び越えようとオーリーをしてしまった。
もちろん踏み込んだ瞬間に「ガリッ!!」っとニブイ音。
新たなストラクチャーを入れてしまいました(泣)

最後は1kmを歩いて二股に到着。
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本当に最高の1日となった。
もしかしたら今シーズン№1かも?
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by seven__three | 2006-04-11 18:18 | 雪山


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